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台車のレール修繕工事
工場内で重量物の移動等に使われる台車。
その台車の車輪は電車と同じような構造になっています。
レールが敷かれその上をフランジ付きの車輪が走ります。
フランジとは車輪がレールから脱線しないようにする為の一部の構造部分をいいます。
Photo Report
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今回は、フランジのガイドの役目をはたしている腐食したアングルを直す工事のご紹介です。
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アングルを確認すると経年劣化で腐食し穴が開いていました。
また、アングルを土間に固定している部分も切断され所々浮き上がり歩行者が躓いて転倒する恐れがありました。
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まずは既存のアングルを解体することから始めます。
土間にカッターを入れ解体したい範囲をカットしていきます。
工場内での作業になるので埃が舞い上がらないように集塵機をセットしながらの作業となります。
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専用重機で土間を斫ながら新しいアングルを納める溝を作ります。
この時点でもかなりの埃が発生するため散水をしながら施工を行いお施主様のご迷惑にならないように心がけます。
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新しいアングルを納める前に斫った部分にアンカーを打ち、鉄筋を仕込んでコンクリートが剥がれないような細工を行います。
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土間にアンカーを打ち、メッキ加工したアングルを水平をとりながら設置していきます。
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今回は片側22m、計44mのアングルを溶接して取り付けました。
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アングルを固定したらコンクリートを流し込んで隙間を埋めます。
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仕上げに土間塗装をします。
既存の土間の塗装を剥がし、付着を良くします。
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土間の表面を出したらプライマーを塗り、付着を良くして仕上げ塗装を行います。
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作業完了状況です。
仕上げは油や水で濡れた際に滑らないように表面に防滑材を入れます。