株式会社いちまるホーミング

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水溶性切削油の腐敗臭でお困りの皆様へ

水溶性切削油をご使用中のみなさん、夏場の切削油の臭いで困ったりしていませんか?

 

今回は、その匂いの原因、対策について書いてみました。

 

臭いの原因

 

水溶性切削油剤は、5月下旬以降から10月中旬にかけて気温が上がると水温も上がり微生物が繁殖しやすい温度の20℃~40℃になると増殖し異臭を放つのです。

 

これは水溶性切削油剤に含まれる鉱油や油脂、界面活性剤等の他にも、機械から作動油や潤滑面からの混入もあり、これらが微生物の餌となり増殖します。

増殖過程で硫化水素などの硫黄系化合物や各種の臭気ガスを発生するようになります。

この微生物には空気(酸素)を好む好気性菌と空気(酸素)の無い所で繁殖する嫌気性菌があり、いずれも同じ有機物等を餌として増殖します。

タンク等で好気性菌が繁殖してタンク内に酸素が無くなると、今度は嫌気性菌が繁殖を開始します。

嫌気性菌は好気性菌より増殖速度が遅いのですが、卵の腐ったような強い臭気を発生し、これが臭気の元になるのです。

またタンク底等の暗所を好む黒カビは、タンクの油剤液面の境界部等にも発生します。

 

なお嫌気性菌は増殖速度が遅いので、工場の連休や長期休み等で機械を長期間放置した時にこの嫌気性菌が増殖して

異臭が工場内に充満することが多く見られるのです。

 

 

臭い対策

 

1・微生物を増殖させない

水溶性切削油剤がpH9以上を維持するようにする。

また切削液の濃度が適正濃度を下がり過ぎないように維持する。(3~5%)

バクテリアが発生すると水溶性切削油剤のpHは中性に振れタンクに穴が開く場合が有ります。

 

2・他油の混入を防ぐ

水溶性切削油剤以外の油脂である、機械の潤滑油や摺動面の油脂は、切削油剤の腐敗や油分離、濃度低下の原因になります。

屈折率による濃度管理もしにくくなります。

 

3・切りくずの影響を除く

切りくずが油分を付着してスラッジとなってタンク底等に蓄積すると、それらを餌として微生物が繁殖を始めます。

また切りくずは切削油の油剤成分等を持ち出すことになり成分濃度が低下して防腐性能等も落ちるので、

切りくずの定期的な回収・清掃および持ち出し切削油の補給をおこないます。

 

 

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いちまるホーミングエネルギー部では、そのほかにも、いろいろな商品を取り扱っています。

なにか、お困りのことがありましたら、ぜひ、お気軽に連絡ください。

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