久能山東照宮は平成18年に社殿が鮮やかに塗り替えられ、平成22年には本殿、石の間、拝殿が国宝に指定されています。すぐ近くにあるのに行ったことのないメンバーとともに、改めて歴史・文化を学びたいということで取材に行ってきました。
車だと、焼津から国道150号線で、30分くらいで行けますよ。
見上げると遥か上に『一ノ門』が見えます。
登り始めはみんなでワイワイ楽しかったです。
1,159段の石段は思っていたより段差が低くて登りやすいです。(しんどいですけど)
長い階段を登っていくと『一ノ門』に到着です。
ここでひと段落。ここまでで909段あります。
時おり見える駿河湾は絶景です!快晴の日は伊豆半島を望むことができます。
門をくぐると『門衛所』があり、少し奥へ入ると『勘介井戸』がありました。
さらに少し進むと『社務所』があり、ちょっと一休みしました。
『社務所』の近くには、久能山東照宮の全景イラストがあり、境内の全体と現在地がわかりやすいかったです。
今回は寄りませんでしたが、社務所のすぐ横には博物館もあり、家康公ゆかりの品々が展示されています。歴史好きの方はぜひ寄ってみてください。
『楼門』をくぐる前に途中にある『手水処』でまずは手をキレイに!!
ここから先が一番の見所です!
『楼門』をくぐってすぐ右にあるのが『鼓楼』(ころう)です。鮮やかに塗られた重要文化財です。
そして『神厩』(しんきゅう)には左甚五郎作と伝えられる木像の神馬。こちらも重要文化財ですよ。
階段を上ると、『唐門』がありますが、私達が行ったときは一般の人は立ち入り禁止だったので、『日枝神社』経由で御社殿に参拝します。いつもは通れるみたいですが??
『御社殿』は彫刻・模様・組物、まさに職人技で、とにかく「素晴らしい」の一言です!
現在、久能山東照宮は50年に一度、塗り替えが行われていて最近では平成18年(2006年)に塗り替えをしました。権現造り・総漆塗り極彩色の久能山東照宮御社殿(本殿・石の間・拝殿)は平成22年(2010年)国宝に指定されました。
『御社殿』の左を通ってさらに進むと、『神廟(家康のお墓)』があります。
知らずに御社殿に参拝して帰ってしまう人もいるのですが、せっかくですから見ていきましょう。
家康の遺言で西向きに建てられました。西国ににらみを利かせるためだったといわれています。
最後まで将軍ですね。
帰りもやっぱり60代は50代に見守られながら(笑)
20代と40代はスタスタと行ってしまい、イチゴジュースを先に飲んでいました!
久能山周辺は石垣苺で有名な苺の産地です。
石段を降りてきた後の一杯は格別です。
先人の知恵を学び、歴史を知ることで今の時代が見えてくる。きっと「今」は歴史に作られているんだなぁ~と思えた一日でした!もっと歴史を知ることに意味があると思いました。
初詣の際は防寒対策をしっかりとし、是非とも階段を登ってみてくださいね!
ちなみに、日本平から久能山にかけて、ロープウェイもありますよ♪
今回訪れた場所をご紹介
久能山東照宮は徳川家康公をご祭神としてお祀りする全国東照宮の創祀です。
年末年始の年越しや初詣にもオススメです。
- 久能山東照宮
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〒422-8011 静岡県静岡市駿河区根古屋390 https://www.toshogu.or.jp/