水漏れの発覚

今回は以前行った水漏れ対策の工事を紹介いたします。
まずは起きた症状から説明します。
お客様からのご依頼内容は「天井が落ちたから直して欲しい」というものでした。

現場調査

現場を確認に行くと壁際の天井の一部が落ちていました。
原因は天井材が水を含んだことによるものでした。天井材に使われていたものは石膏ボードというものです。石膏ボードは水に弱く、濡れると強度の低下が起きます。強度の低下によりビスで天井に固定した部分が石膏ボードとボード内の水の重さに耐えられなくなり、落ちてしまったというのが原因でした。
石膏ボードはこのまま使うことはできないため、貼替が必要となります。ただし、このまま張り替えてもまた同じ結果になるだけですので、水漏れ対策が課題となります。

天井裏を見てみると

天井裏を見てみると水がポタンと落ちてくる箇所が発見できました。2階からの床の状況も確認し、おおよその原因の検討がつきましたが、根本的な解決策を実行するには修繕費が高額となる内容に。

水漏れ対策

そこで今回行ったできるだけ費用を抑えた方法です。
ずばり、天井裏に樋（とい）を作りました。天井裏で水滴をボックスに集め、塩ビパイプを通って外部に流すというものを作りました。

天井から下にはみ出たパイプはボードで隠しました。

完成

パイプを隠したボードに天井と同じガラのクロスを貼りました。上の写真を見てもらってもわかるように、クロスを貼ることでそんなに違和感はなくなります。
これで今回の水漏れ対策は終了です。

水漏れのご相談は

もちろんこれは根本的な解決ではないので、今後本格的に直すことをお勧めします。
お金も時間も多くかかる工事の場合、とりあえずの対策というものも必要になってくると思います。
水漏れでお困りのことがありましたら、電話では054-671-1010、✉メールでのお問い合わせはこちらをクリックしてください。