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高齢の親に安心な家を!減築+バリアフリーで暮らしを快適に

高齢の親に安心な家を!減築+バリアフリーで暮らしを快適に

最近は核家族化が主流となっているので、「親とは別居している」という方も多くなっています。古い家に暮らす両親が「困ることなくちゃんと暮らしているだろうか」と心配されている方も多いでしょう。

もしかしたら、高齢のご両親にとっては今迄の広い家では負担になっているかもしれません。

今回は、ご両親が安全に、また快適に暮らせるようにするために有効な「減築」や「バリアフリー」といったリフォームについて考えていきたいと思います。

 

広すぎる家の負担

高齢者は、子供たちが想像している以上に広い家に暮らしづらさを感じていることが多いです。

まずは、ご高齢の方がどんな悩みを抱えているのか、その例を見ていきましょう。

掃除が大変

体力が衰えるばかりでなく気力も落ち、いろいろなことが億劫になった高齢者にとっては、掃除もしんどいものの一つ。

「リビングの掃除で手一杯。お風呂やトイレなどまで手が回らない」という高齢者も少なくありません。

疲れてしまって床に物を置きっぱなしにすることも多くなりますので、転倒につながる危険性もあります。

また、溜まってしまったホコリやカビは病気を引き起こす原因になります。

 

移動距離が長い

足腰の弱い高齢者にとっては、距離のある廊下やたくさんの部屋があるお住まいでの生活がだんだん難しくなります。

重い物を運んだり、階段を上り下りしたりする場合には更に負担がかかります。

また、必要以上に移動することで、足がしっかり上がらず、つまずきや転倒といったリスクも高まります。

 

物置状態になる

子供たちが独立したり、仕事から引退したりして、かつての子ども部屋や仕事部屋が余った状態の家に住んでいるという方も多くいます。

その場合、使われていない部屋もやはり掃除や整理が必要になるので、体力的な負担となります。

更に困るのは、子供の残した物、仕事で使っていた物などが使われなくなった部屋に残され、そのまま物置化することです。不要な物が積み重なり、整理整頓が難しくなります。

整理整頓ができていないことや物が溜まることへの罪悪感がまた精神的な負担となります。

 

減築リフォームとは

このような問題を解決していくために有効なのが「減築」です

「減築」とは建物のリフォーム・改築の際に、

  • 1階・2階の一部を同時に減らす
  • 1階の一部を減らす
  • 2階の一部を減らす
  • 階数を減らす

というよういに、「床面積を減らす」ことを指します。

 

減築リフォームの際にはまず、ご両親が抱えている問題は何なのかを把握することが必要です。

「今後どんな生活を送りたいと思っているのか?」「家に望んでいることは何か?」

そういったことをご両親の目線で考え、その上でご両親の生活の質を改善できるよう、「無駄」な空間をそぎ落としていきます。

減築することで生活の動線をシンプルになるので、ご両親自らが家を管理しやすなり、安全で快適な生活を送れるようになります。

 

高齢者世帯に向けた減築リフォーム

では、減築リフォームをすると、高齢の方にとってどんなところが暮らしやすくなるのか、見ていきましょう。

生活スペースを最適化できる

減築は、住まわれる方の生活を見直し、生活スペースを最適化する機会になります。

使わなくなったスペースを取り除き、生活しやすいよう家の中の配置をし直すことができます。

使わない部屋がなくなれば、日々の負担を軽くすることができますし、使われない場所に不要な物が積み重なるといったことも解消されます。

手つかずのままだった部屋に対する気の重さや罪悪感からも解消されますよ。

 

移動距離を短縮できる

減築する際に生活動線を見直すことで、移動の負担が軽減します。

掃除や料理や洗濯といった毎日欠かせない作業もより効率的に動けるようになり、家事が楽になります。

家全体の生活エリアが集約されることで、トイレ、洗面所、浴室など、衛生的な活動を行う場所も、効率的に移動できるようになれば助かりますね。

 

更に2階建ての場合には、2階を無くすことで階段の上り下りから解放されれば、体力的な負担が大幅に減るばかりでなく、滑りや踏み外し、つまずきといった事故もなくなります。

1階で生活が完結することから、無駄な動きが少なくなり移動自体も楽になります。

 

光熱費が節約できる

家の中が広いと、エアコンの効率が悪くなり電気代が高くなってしまいます。

部屋数が少なくなることで、空調機器の台数も抑えられますし、不要なスペースの撤去で、冷暖房の効きも良くなります。

また減築する場所によっては、日当たりや風通しが改善され、冷暖房の使用頻度を減らしても快適に過ごしていただけるようになります。

トータルで光熱費削減が期待できます。

 

耐震性が向上する

減築すると耐震性の向上も期待できる場合があります。

2階建て以上の建物は、上のフロアの重さを支えている1階部分に、日々負担がかかっています。

減築で住宅全体を軽くすることで、建物の劣化を防ぎやすくなりますし、また地震の際の揺れの影響も小さくなります。

 

減築で高齢者が生活しやすい家に

このように、減築は高齢者にとって必要な空間を絞り、動きやすく安全な環境を提供するため、生活動線がシンプルになり、ご両親がご自分で家の管理がしやすくなります。

毎日意識するようなことはありませんが、何年も住むことを想定すると、生活スペースを最適化していくことはとても大切なことです。

 

減築によって生まれ変わった家は、ご両親にとって安全で、また快適で楽(シンプル)な生活を送ることができるようになります。またご両親を見守る方にとっても、手助けしやすい環境になります。

減築リフォームの注意点

住宅の減築の際に間取りに関して気を付けるべき点は、限られたスペースを最大限に活用し、快適な生活ができるようにすることです。

以下のポイントを意識すると、減築後も使いやすく、居心地の良い家を作ることができます。

 

間取り変更の必要性

減築後も暮らしやすい動線を確保することで、生活のしやすさが向上します。

例えば、キッチンとダイニングを近くに配置したり、バスルームや洗面所を寝室に近い場所に配置するなど、日常的な動きをスムーズにする間取りを考えましょう。

 

減築後でも設備は使いやすさを重視して配置する必要があります。例えば、キッチンの作業スペースやシンクの配置を工夫して、調理や洗い物がしやすいようにする、浴室の配置を見直して使い勝手を向上させるなど、日常的に使う設備の位置に気を付けると快適に過ごせます。

 

また、スペースを複数の用途に使えるようにするのも有効です。

部屋の面積を広くとって、必要な時のみ仕切りを使って部屋を分けるなどの工夫をしてもいいかもしれません。

 

収納スペースの確保

減築すると家の面積が狭くなりますので、収納に関しても物理的なスペースが限られてきます。まずは、減築リフォームの際には、不要な物は処分し、収納にどのくらいのスペースが必要になるのかを把握しましょう。

 

その上でコンパクトになっても快適に暮らせるよう、整理整頓がしやすい状態を保てるような収納スペースを確保します。

例えば、階段下を収納にする、あるいは壁面を利用して棚を設置するなど、スペースを最大限に活用できるアイデアを考えることが大切です。

 

また高齢者が物を片付けやすくなるよう、高い位置や、取り出しにくい場所に収納スペースを設置しないといった配慮も必要です。

 

解体費用とリフォーム費用のバランス

減築箇所の解体時には、外壁・屋根・柱などにも手を加えるため、予想していたよりも工事費が高額になることもあり得ます。

築年数が経った木造住宅では、解体した時にシロアリ被害が発覚し、思いのほか修繕費がかかることもあります。

減築部分への屋根の設置費や、外壁補修代、内装工事代、廃材処分費などもかかります。

 

解体費用とリフォーム費用のバランスを考えてリフォーム内容を決めていきましょう。

また、予算を超えることも考慮し、予備費を設けておくことも考えておきましょう。

減築と併せて進めるべきバリアフリー対策

減築リフォームの際には、バリアフリー対策もしておくと今後の安心につながります。

 

移動をスムーズにする

家の中の小さな段差を解消すれば、つまずく危険も少なくなり、家の中の移動がスムーズになります。

玄関等にスロープを付けるというのも移動をスムーズにするのに有効です。

廊下の幅を広くすれば歩きやすくなりますし、家族の介助が必要になった場合にも動きが楽になります。

 

転倒防止のための安全対策

転倒防止のために、廊下に手すりを付ける、床の素材を滑りにくいものに変更しましょう。

また、暗い場所での移動、特に夜間のトイレへの移動時は転倒のリスクが高まります。照明を明るいものに変更するといった工夫も必要です。

 

生活の安全性や利便性を向上させる

冬場のヒートショックを予防するため、風呂場や脱衣室、トイレに暖房機を設置するようにしましょう。トイレに関しては暖房便座も有効です。

指先の力が弱まることを考え、取っ手を大きくしておくといった工夫も有効です。

こういったバリアフリーへの配慮をしておくことで、この先を長く安全に過ごせる家になります。

 

減築リフォーム事例ご紹介

お客様には以前から、「駐車場スペースが狭い」、「玄関までの歩道スペースが狭い」という悩みがありました。

高齢になると駐車場スペースや歩道が狭いことがケガや事故の原因になることが予想されます。

仕事を退職したため使用頻度が減って持て余していた、玄関わきの仕事部屋を減築リフォームすれば、悩みの解消になるのではないかと考え相談に来られました。

お客様とご相談させていただき、減築したスペースは、駐車スペースや歩道を広げるために有効活用することになりました。

 

  • 駐車スペースは、ゆったり車が出し入れしやすくなりました。砂利敷きから芝生とカラフルなコンクリートの平板への変更で、見た目も明るく、ホコリも立ちにくくなりました。
  • 以前の庭を見直し、門扉や階段、フェンスも設け、玄関からの行き来も楽になるようスペースを確保することができました。
  • 一部屋減築したため、玄関や居間に光と風が入るようになりました。
  • 減築によりできたスペースに畑を作ることで、運動不足の解消や野菜を作ることの喜びも得られるというプラスαの効果もありました。

 

いちまるホーミングにお任せください

減築は、不要部分を整理し現在の住まいを見つめ直すことで、家の不具合や不便さを改善することができます。

だからこそ、ご両親がどんなことに不便を感じているのかをしっかり把握し、今後の生活を豊かにするためにはどんなリフォームが必要なのかを考え、工事の優先順位を決めていかなければなりません。

そのお手伝いをいちまるホーミングにさせてください。

大切なご家族の今後の生活を豊かにするためのリフォームです。

お客様のお話に真摯に向き合い現地調査を行った上で、お宅の状態、ご事情に合った最適なプランを提案させていただきます。

 

いちまるホーミングは減築リフォームに関する知識・経験が豊富です。

何より、実際に働きながら家事・育児・介護をこなしてきた豊富な経験を持った女性スタッフが活躍しているというのが強みです。

 

減築で暮らしをコンパクトに。

いちまるホーミングは、快適で健康的な今後の暮らし方をご提案いたします。

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