太陽光パネルを設置している屋根のリフォーム｜いちまるの屋根リフォーム

近年、オール電化住宅が増えていると同時に、太陽光発電を設置している住宅をよく目にするようになっています。最近の不安定な天候に伴い、災害や停電などの不安要素を少しでも払拭するために、太陽光発電を設置する方が多くなっているのはそんな理由があるようです。

 

太陽光パネルの出力保証は20年～25年と言われていますが、太陽光パネルを乗せている屋根の耐用年数は屋根材によって違いはありますが、一般的なスレート屋根ですと約10年の経過で屋根塗装が必要になってきます。つまり太陽光パネルよりもその土台となる屋根の方が早くメンテナンスが必要になってくることになります。

 

もちろん太陽光パネルが設置されていても問題なく屋根のメンテナンスは可能です。

お住いの諸々の状況によって方法は変わってきますが、いくつかのリフォーム方法があります。

 

太陽光パネルがある屋根のメンテナンス方法

屋根は太陽の紫外線や風雨など日々厳しい環境に晒されているため、屋根材の表面や屋根材そのものの劣化は確実に進行していきます。

我が家の屋根がどの程度劣化しているのか、ゆくゆくは家の建て替えを考えているのか等々…いろいろな状況によってメンテナンス方法は変わってきます。

 

大きくは「塗り替え」「重ね葺き」「葺き替え」の3通りのメンテナンス方法が挙げられます。

今回はそれぞれの内容を検証していきましょう。

 

塗り替え(屋根塗装)

一般的には10年を目安に屋根の塗り替えが必要になってきます。築１０年前後であれば、太陽光パネルを設置していない箇所のみの塗り替えをおススメします。

パネルが設置してある部分の屋根にはほとんど紫外線等が直接当たらないので、経年劣化が少ないためです。

 

しかし、太陽光パネルの多くは架台でパネルを固定するので、パネルの設置角度によって違いはありますが、屋根材との間に隙間ができることで、紫外線が直接当たらない代わりに、雨が降ると乾きにくく湿気が籠りやすくなるなどがあり、目視しづらい箇所の劣化具合が不安要素にもなってきます。

 

パネルを設置したままで塗り替えをする場合

メリット

• 圧倒的に工期が短い。
• 費用面が最小限に抑えられる。

 

デメリット

• パネルに覆われた箇所の屋根の劣化状況が分かりづらいので不安要素として残る。
• 次回以降にパネルを外した場合、塗装していない箇所と塗装面との色の違いが顕著になる。

 

パネルを外して全面塗り替えをする場合

メリット

• パネルを取り外すことで屋根の状態を全体的にチェックできる。
• 屋根全体を塗装するので、屋根材本来の耐久性を維持することができる。

 

デメリット

• 工期が長くなる。
• 塗装費以外にパネルの脱着費・保管費が掛かるため、その分費用が高くなる。

屋根の「重ね葺き(カバー工法)」と「葺き替え」

築10年程で太陽光パネルの下を塗装メンテナンスしていない屋根や、雨漏りなどの劣化が顕著なケースはもちろん、築30年くらい経過している場合には、屋根の「重ね葺き(カバー工法)」または「葺き替え」を検討する必要があります。

いずれの工法とも太陽光パネルを外してからの作業になり、リフォーム後に再度パネルを取り付けることになります。

 

重ね葺き工法とは

既存の屋根はそのまま活かして、新しい軽量な屋根材を被せる施工方法のことを言います。

重ね葺きのメリット

• 既存の屋根材を撤去することがないので、廃材に掛かる処分費用が抑制できます。特に既存屋根にアスベスト(石綿)が使用されていると処分費が高額になりますが、重ね葺きでは撤去をしないので費用は掛かりません。
• 屋根の「葺き替え」に比べて工期は短くなります。
• 屋根が二重になることで、お住いの断熱性や遮音性が向上するため、夏場の暑さや雷雨などの雷鳴・雨音などが軽減されます。

 

重ね葺きのデメリット

• 新しい屋根材は出来るだけ軽量のモノを採用するものの、既存の屋根に新しい屋根材の荷重が加わり建物への負荷がかかってきますので、建物全体の耐震性が低下傾向になります。
• 「重ね葺き」は既存の屋根に新しい屋根材を被せるため、屋根の下地の確認ができません。日本瓦や丈夫で厚みのある屋根材の上から下地の確認は困難になります。事前に充分な屋根診断が重要です。

 

葺き替えとは

今ある屋根材をすべて撤去して、新しい屋根材に交換する工法のことを言います。

 

葺き替えのメリット

• 葺き替えにより屋根材が一新されるので、屋根材の寿命を延ばすことに繋がります。下地や防水シートなどを取り換えることで、新築時の機能効果に限りなく近づきます。
• すべての屋根材を撤去するため、普段では見えない屋根の下地の確認ができます。経年劣化等による雨水の侵入も考えられますので、その形跡を目視で確認ができる点は大きなメリットです。
• 現状の屋根材よりも軽量の屋根材に葺き替えれば、建物への負荷が軽減できるため耐震性が向上します。

 

葺き替えのデメリット

• 前述の「屋根塗装」「重ね葺き」の屋根リフォームと比べ工事費用が高い傾向にあります。
• 工事費用と同様に工期も長くなります。

 

いちまるホーミングの屋根リフォーム

いちまるホーミングでは、お客さまからお問い合わせやご依頼の連絡をいただいた上で、経験豊富なスタッフが現地に伺います。

リフォーム前の屋根診断が重要

前述のリフォーム方法のどれを選択すべきかは、一にも二にも現状の屋根の状態がどのようになっているのか、正確に把握することがポイントになります。

 

まだ築10年だし費用も抑えられるから等の理由で「部分塗装」をした後に、雨漏りに気が付いたりすると、結果「葺き替え」になってしまい、二重に費用が掛かってしまうことになります。

このような事例にならない為にも、現状の屋根診断をシッカリしておくことが大切です。

 

いちまるホーミングは、豊富な経験としっかりとした現場調査で屋根診断を実施しております。

先ずは現地に伺い屋根の状況とお住いの環境を把握した上で、お客さまのご意向をお聞きし、お住いにとってベストな工法をご提案して参ります。

 

分離発注が不要です

太陽光パネルが設置されている屋根のリフォームは、太陽光発電の配線工事を行う電気工事部門・太陽光パネルの脱着を行う設置部門・屋根の葺き替えなどを行う工事部門と、それぞれ別業種の工事になりますが、この3業種が効率よく機能する必要があり連携が非常に大事になります。

 

例えば、太陽光パネルの撤去や取り付けのタイミングであったり、屋根のリフォーム工事の段取りなどが別々の業者ですとスムースな進行の妨げになるケースがあります。

 

専門性の高い工事に精通

精密な太陽光パネルの扱いに慣れていないと、工事中にパネルの破損など思わぬ事故に繋がることがあります。

また「全面塗装」や「葺き替え」のためにパネルを脱着したことで、本来あるメーカー保証が受けられなくなるケースもあるなど、専門的な知識やメーカーへの確認も必要になります。

 

いちまるホーミングでは太陽光発電の設置件数が豊富で、専門的な知識・経験が蓄積されていますので、色々なアドバイスやトラブルの事前回避が可能になります。

 

いちまるホーミングは皆さまに寄り添い、静岡から焼津・藤枝・島田までのエリアを網羅した地域に根ざした集団です。

このエリアで「太陽光パネルを設置している屋根のリフォーム」をお考えの皆さまからのご相談を心よりお待ちしております。

無料相談会も随時開催しておりますので、お気軽にお声掛けください。