SB固定柱脚工法

取り上げますのは、弊社施工の延べ面積約170ｍ2（51坪）、高さ約8ｍの鉄骨造の工場です。
今回は標準的な基礎工法ではなく「SB固定柱脚工法」※サンベース(株)を採用して
お客様の要望や建設地条件の課題などをクリアし、早期完工を目標に着手しました。

工事着手前

場所は海岸が近くて地下水位も高く、基礎工事中には湧き水の心配もありましたが
隣地境界ギリギリまで建物が建つのでフェンスや擁壁、植栽などの影響が予想され、
着手前には施主様、設計者、施工者の立ち合いにより建物位置確認を行いました。

基礎の掘り方状況

隣地に対して工事の影響が出ないように土留めを行います。
「SB固定柱脚工法」は梁の剛性を高めることにより基礎を小さくし、掘削量や残土処理量を減らすことができます。

基礎の鉄筋設置

 

 

改めて「SB固定柱脚工法」とは剛接合された柱材とH型鋼梁をコンクリートに埋設する、埋め込み型枠脚です。

代表的な強度特徴として

①柱と梁を一体させたことで壊れにくい
②鉄骨柱が基礎と一体しているために揺れにくい
➂一体化した地中梁に分散してと沈下を防止

基礎コンクリートの打設状況

下の写真はSB柱脚の据付けから中間梁の取り付けの作業状況です。
この後は柱建て越し精度確認、HTB 本締め、梁上下鉄筋設置に移っていきます。

コンクリートが鉄骨梁下まで充填されるように振動工具などを用いて進めていきます。
基礎型枠を外して基礎が完成しました。
従来工法と比べて単純な基礎形状により基礎工期も短縮でき、それによりコスト削減
に繋がります。

 

基礎工事完成後は従来通りの工程にて進んでいきます
鉄筋建て方、屋根外壁、サッシ、塗装、土間コンクリート工事などの施工をしていきます。
今回の工場では大型機械などの搬入があるために土間品質に注意して工事管理をしました。
安全対策として高所では作業合図の確認や墜落防止のフルハーネス着用の徹底。
内部では熱気が充満しやすく適度な休憩や携帯タブレット補給による熱中症対策。
工事完成まで気を引き締めていきます。

建物引き渡し前には社内自主検査があります。
建物の仕上がり具合や品質書類、写真管理など細部までチェックされます。
会社全体でお客様に喜んでいただけるように取り組んでいます。

弊社では工場、倉庫、事務所、店舗などの新築工事を数多く手掛けております。
様々な要望にお応えしていき、お客様に満足していただけるように提案をさせていただきます。
ご相談がございましたらいちまるホーミング迄お問い合わせください。
電話では054-671-1010✉メールでのお問い合わせはこちらをクリックしてください。