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ガルバリウム鋼板のメリット&デメリット

ガルバリウム鋼板のメリット&デメリット

ガルバリウム鋼板とは、アルミニウム・亜鉛・シリコンで構成されたメッキ層をもつメッキ鋼板です。

主には、屋根や外壁に使用されている建材で非常に需要が高まっています。

 

ガルバリウム鋼板は、決してパーフェクトな建材ではありませんが、それでも人気なのは他の建材と比べて、たくさん優れている点があるからです。

  • 金属素材でありながら錆びにくいなど耐久性に優れていること
  • 素材そのものが軽量で耐震性に優れているので、屋根や外壁のカバー工法に適していることでリフォームで注目されていること
  • 厚さが0.35mm~0.5mmと薄いので複雑な屋根や外壁の形状でも容易に加工できる点

など、複数のメリットがあります。

 

今回は、この人気のガルバリウム鋼板のメリット・デメリットを詳しく説明してまいりますので、是非参考になさってください。

 

ガルバリウム鋼板のおススメの使用場所

屋根

南海トラフ地震の想定地域にある静岡県では家屋の倒壊だけは避けたいものです。

屋根の重さを可能な限り軽くすることで倒壊の確率が低くなるため、屋根の軽量化リフォームには最適な建材と言われています。

例えば、瓦屋根からガリバリウム鋼板に葺き替えリフォームした場合、重さは約10分の1の軽さになります。

 

外壁

外壁も屋根と同様に常に厳しい環境に晒されている箇所ですが、20年~40年と長期の耐用年数と合わせて、耐久性と耐熱性に加え金属素材にも係わらず錆びにくいので、長期にわたって建物の外観を美しく保つことができます。

また金属素材が故に、ひび割れが起こりにくい点も外壁に適している素材になります。

 

カーポート・ガレージ

カーポートと言うとポリカーボネート板の屋根が一般的かと思いますが、近年の異常気象による強い暴風雨や台風など極端な天候が増えたことで、より強固な屋根素材としてガルバリウム鋼板が選ばれています。

ガレージに関しても耐久性や防錆性が適している点になりますが、車好きな方のとっては自分の愛車を自分好みのお洒落なガレージに保管したいと言う願いを叶えてくれる色や形状など、個性的な演出が可能な点もガルバリウム鋼板製のガレージ人気が高まっている理由です。

 

ガルバリウム鋼板のメリット

高い耐久性と防錆性

ガルバリウム鋼板の耐久性は20年~30年以上あり、同じ金属建材のトタンは10年~20年と短くさらには定期的なメンテナンスを行うことで、40年以上の耐久性が持続されます。

また、金属素材でありながら錆びにくい特性を持っています。

ガルバリウム鋼板の成分であるアルミニウムの耐食性と亜鉛の犠牲防食機能により他の金属素材に比べ数倍以上の防錆性を持ち合わせていますので、建物の外観を長期間美しく保つことができます。

ここがポイント

沿岸部においても使用は可能ですが、通常よりもメンテナンス周期は短くしましょう。

塗装の劣化などを見逃さないようにして、塗り替えのタイミングを遅らせないことが重要になります。

 

軽量で耐震性に優れている

ガルバリウム鋼板は、薄い金属で非常に軽量なため耐震性能に優れている建材です。

地震大国の我が国では、住宅などの建物に対する耐震性を重要視しなくてはなりません。

屋根材や外壁材が軽量であればあるほど、建物の重心が下がるので地震時の揺れを抑えてくれるなど、建物への負荷を軽減することに繋がります。

ここがポイント

因みにガルバリウム鋼板の屋根材の重さは、スレート屋根の約4分の1・瓦屋根の約10分の1。

外壁材の重さも、窯業系サイディングの約4分の1・モルタル壁の約10分の1と際立った軽さです。

 

メンテナンスのしやすさ

台風や地震が発生した場合はその直後にチェックをすること、それ以外は年に一度程度ご自身で目視できる範囲でチェックを行うなど、簡易な点検で済んでしまいます。

メンテナンスが必要な頻度は、お住いの立地によって変わりますが、一般的には5年~10年に専門業者による定期点検がメンテナンスのスタートになります。

ここがポイント

ガルバリウム鋼板以外の屋根材・外壁材の多くは10年~15年でメンテンナスが必要とされていますが、ガルバリウム鋼板は耐久性の優れていることでメンテナンスの頻度が少なく済み、手間やランニングコストを抑えられます。

 

デザインの多様性

ガルバリウム鋼板の魅力の一つに、デザイン性の高さが挙げられます。

金属ならではのシンプルでありながらスタイリッシュさが、注目を集めています。

さらにカラーバリエーションも豊富なため木材と組み合わせることで、都会的な雰囲気や自然の多い郊外でも馴染むなど、個性的な演出が楽しむことができます。

 

ガルバリウム鋼板のデメリットと対策

断熱性の低さ

ガルバリウム鋼板は金属のため、外気温の影響を受けやすく熱伝導率が高い素材になります。

特に最近の暑い夏には高い外気温の影響を直に受けますので、屋根や外壁に使用することで室内の気温上昇に繋がるのではと、心配する声も聞かれます。

断熱性への対策

屋根や外壁の内側に施工されている断熱材を追加したり、遮熱効果のある塗料を上塗りする方法により室温の上昇を防ぐことができます。

またこの弱点を補うためにメーカーの多くは「断熱材一体型」の製品を扱っており、素材の裏側に直接断熱材を貼り合わせていることで、ムラなく均一な断熱効果が得られます。

 

防音性の低さ

断熱性の低さと同様に金属製品のため、遮音性が劣る点があります。

特に2階屋などの屋根下が寝室の場合は、屋根を打つ雨音や風音が響きやすい特性がありますので、なかなか寝付けないなど、騒音が苦手な方には対策が必要です。

防音性への対策

屋根や外壁の内側に防音材の追加により遮音効果を高めたり、防音効果を発揮する塗料に塗り替えすることで、雨などによる音の発生を大幅に軽減してくれます。

また「断熱材一体型」の製品を使うことでも防音効果を高められます。

※ガルバリウム鋼板は「断熱材一体型」に加えて、屋根・外壁材が二重になる「カバー工法」を用いてリフォームを行えば、断熱・遮音性能がより一層強化されます。

 

傷に弱い

薄さが特徴のガルバリウム鋼板ですが、それが故に外からの衝撃には弱く、凹みやすい点が弱点になります。

また金属でありながら錆びにくい特徴がありますが、衝撃などによる傷で、その箇所から錆びることがあります。そのまま気付かずに放置してしまうと錆の範囲が広がってしまうことになってしまいます。

傷への対策

なかなか気が付きにくい傷などは、定期的なメンテナンスによって早期発見に繋がっていきます。もちろん傷などを発見した段階で速やかな補修や塗装をすることが不可欠になります。

 

それでも凹みが不安な方には、ガルバリウム鋼板の厚みを0.35mm以上の素材にしたり、凹みにくいデザインの波型タイプを選ぶことをおススメします。

また断熱材がクッション代わりになってくれる「断熱材一体型」を選んでもよいと思います。

 

建材選びからご相談ください

ここまでガルバリウム鋼板の特徴を説明してまいりましたが、たくさんの良い点がある一方で、弱点も存在することがお分かりになったと思います。

いちまるホーミングのスタッフは、お客さまのご要望をお聞きした上で、それぞれ建材の持つ機能性を考慮し、適材適所の建材やリフォーム方法を選択して、最適なご提案ができると考えております。

是非いちまるホーミングにご相談ください。

いちまるホーミングの自信のフォロー体制

ガルバリウム鋼板によるリフォームは、その後の定期的な点検やメンテナンスが、お住いの建物を長く維持していくには非常に大切なことになります。

 

いちまるホーミングは、ご相談・施工からアフターフォロー・定期メンテナンスまでを一貫体制で行うことにより、お客さまに より一層の安心を実感していただけるような「顧客満足度の向上」を目指しております。

 

いちまるホーミングは、経験豊かなスタッフが打ち合わせから提案・設計・現場の管理まで同じ担当者が一貫して対応してまいりますので、安心してお任せいただける集団であり、どんな些細な内容でも相談しやすいことが強みになっております。

また地域に根ざした「地域密着型」の集団ですので、急な相談にもフットワーク良く対応させていただきます。

 

お住いに関するどのようなお悩みでも是非いちまるホーミングにお声掛けください。

ご依頼を頂ければ、直ぐにスタッフがお伺いします。

 

無料相談会も随時開催しておりますので、静岡・焼津・藤枝・島田のエリアでリフォームをお考えの皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

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