リフォーム リフォームブログ
減築リフォームとは?小さくすることで得られる家族の安心と快適
減築リフォームとは?小さくすることで得られる家族の安心と快適
子供たちが独立して、部屋が空いてしまった。
夫婦ともども高齢になり、体力がなくなって家での移動が大変。
「昔は住みやすかった家が、なんだか家が住みづらい…」
皆さんが抱えている悩みを解決する方法として、「減築」という方法があります。
今回は、これから先の生活をもっと快適にするための「減築リフォーム」について考えていきます。
減築リフォームとは
「減築」とは、建物のリフォーム・改築の際に、「床面積を減らすこと」を指し、一般的に「増築」の対義語として使われている言葉です。
居住する人数の変化により、空いてしまった部屋。
高齢で体力の衰えと共に使いづらくなってしまった広い家。
高齢化に伴う「家の悩み」の課題解決のために、現状の生活スタイルに合わせて、住まいを効率よく小さくしていく「減築リフォーム」を検討する方が増えています。
減築の具体例
減築といってもいろいろなケースがあります。
よく見られる例をご紹介しましょう。
1階・2階の一部を同時に減らす
減築によって生まれた敷地を、駐車スペースとして確保したり、ウッドデッキやガーデニングなどの楽しみためのスペースにするケースもあります。
1階の一部を減らす
1階部分の出っ張っている部屋を減らして建物の形状を整えたり、柱だけを残し1階の一部を解体してインナーガレージにするなどのケースもあります。
2階の一部を減らす
広いバルコニーにしてアウトドア気分を楽しんだり、2階の一部の床を撤去して吹き抜けにするケースも増えてきています。
階数を減らす(2階屋を平屋にする)
家族構成の変化により2階を使わなくなった場合や、階段の昇り降りが大変になったなどバリアフリー化していくパターンとしても見られます。
減築を検討する理由
急速に進む高齢化は、全国どこでもが抱える悩み。
核家族という形が今や当たり前となっている現代、長い人生の中で、子供たちが独立した等の理由で、住む人数も変わっていきます。
その為、「高齢者夫婦の2人暮らし」また「高齢者の一人暮らし」というケースもまた増えてきています。
夫婦者のみの世帯では、年齢による体力の衰えもまた課題になります。
そういうご家庭では、「家」に関しても色々な悩みを抱えています。
- 子供が独立した部屋が何年も空いたままで、どうしようかと迷っている。
- 足腰が弱くなってしまったので、家の中を行き来するのが大変。
- 使われてない部屋のせいで維持費が高い。
- めったに上がることがなくなった2階が荒れ放題で、地震が来たら崩れるのではと心配
- 一人暮らしにしては家が広いので、防犯上とても心配
- 使わなくなった部屋を他のことに有効活用したい
- 一人暮らしの親の介護を楽に行いたい。
「今まで住み慣れた家だったはずなのに持て余してしまう」というその時にこそ、ライフステージの変化に合わせて無駄を削り、今後の生活スタイルを見直すことができる「減築リフォーム」がおすすめなのです。
減築リフォームによって生まれ変わった家は、ご家族にとって、安心と快適が得られる家となるはずです。
減築することで得られるメリット
「わざわざ家を狭くするなんて・・・」と思うかもしれませんが、減築することで得られるメリットがあります。
高齢者世帯にちょうどいい住まいに
家が小さくなれば、屋内移動が楽になります。2階を無くし平屋にした場合は、階段の上り下りの負担がなくなりますし、躓いたり転落したりといったリスクも低くなります。
家がコンパクトになる分、掃除などの家事負担の軽減も期待できますし、減築する箇所によっては、生活動線の無駄もなくなるでしょう。
小さくすることで得られる快適性や省エネ効果
家の中が広いと、エアコンの効率が悪くなり電気代が高くなってしまいます。
部屋数が少なくなることで、空調機器の台数も抑えられますし、不要なスペースの撤去で、冷暖房の効きも良くなります。
また減築する場所によっては、日当たりや風通しが改善され、冷暖房の使用頻度を減らしても快適に過ごしていただけるようになります。
トータルで光熱費削減が期待できます。
軽くなることで耐震性向上
減築すると耐震性の向上も期待できる場合があります。
2階建て以上の建物は、上のフロアの重さを支えている1階部分に、日々負担がかかっています。
減築で住宅全体を軽くすることで、建物の劣化を防ぎやすくなりますし、また地震の際の揺れの影響も小さくなります。
減らしたスペースの活用
床面積を減らすことによって、新しく活用できるスペースが生まれます。
駐車スペースを設けることができたり、広いバルコニーを作ったり、今まであきらめていたり、あこがれていたスペースを手に入れることができます。
減築に活用できる補助金
減築のリフォームにはある程度まとまった費用が必要になりますから、「今後のことを考えると、うちはちょっと…」と躊躇する方もいらっしゃいます。
そんな時に心強いのが補助金です。
減築リフォームの施工内容によって、賢く使えると助かりますね。
【省エネ性能を一定水準以上向上させる断熱施工に】
住宅省エネキャンペーン2024
2050年カーボンニュートラルの実現に向け、家庭部門の省エネを強力に推進するため、住宅の断熱性の向上や高効率給湯器の導入等の住宅省エネ化を支援する以下の補助事業の総称です。
- 先進的窓リノベ2024事業(環境省)
既存住宅の窓・ドアを省エネ効果の高い断熱窓・ドアに変更することに対して、補助金が交付されます。
- 給湯省エネ2024事業(経済産業省)
特に省エネ性能の高い高効率給湯器の設置に対して補助金が交付されます。
- 子育てエコホーム支援事業(国土交通省)
「子育て」と銘打っていますが、誰もが使える補助金です。
子育て世帯・若者夫婦世帯、またその他の世帯対しても、開口部や外壁、屋根、天井又は床の断熱、エコ住宅設備設置など、幅広い改修に対して補助金が交付されます。
2025年も使えます!
どちらの事業も2025年度への事業の継続が決定しています。
2024年度事業の予算が上限に達した場合には、引き続き2025年度事業で申請できます。
省エネ住宅普及推進事業 (焼津市のみ)
耐震性が確保された既存の戸建て住宅に対する窓・外壁等の断熱改修工事や、設備の効率化工事に対して補助が受けられます。
詳しくは焼津市または弊社までお問い合わせください
【介護の向上・住宅のバリアフリー化に関わる施工に】
介護保険を使った住宅改修
介護保険では、要支援・要介護認定を受けた場合に、サービスの一つとして、小規模な住宅改修(介護リフォーム)の改修費用を補填してもらうことができます。
高齢者にとって危険な「転倒」や「転落」を起こさないための改修費用の一部が補填されます。
【耐震性能・省エネ性能などを向上させる施工に】
長期優良住宅化リフォーム推進事業(国土交通省)
長期優良住宅化リフォーム推進事業では、既存住宅の長寿命化や複数世帯の同居のために実施するリフォームに対し、国が工事に要する費用の一部を支援してくれます。
対象となる工事は色々あります。
- 事業が定める特定の性能項目を一定の基準まで向上させる工事
- 高齢期に備えた住まいへの改修工事
- 三世代同居対応改修工事費 …等
補助金に関してもご相談ください
補助金の申請は、一般の方には難しいものです。
いちまるホーミングにお任せいただければ、ご自分のリフォーム内容にどんな補助金が使えるのかというご相談にも対応いたしますし、申請のサポートもしっかりさせていただきます。
補助金適用範囲から申請方法などお気軽にご相談ください。
減築施工事例ご紹介
ご主人の仕事部屋を減築した事例です。
お客様には以前から、「駐車場スペースが狭い」、「玄関までの歩道スペースが狭い」という悩みがありました。
高齢になると駐車場スペースや歩道が狭いことがケガや事故の原因になることが予想されます。
仕事を退職したため使用頻度が減って持て余していた、玄関わきの仕事部屋を減築リフォームすれば、悩みの解消になるのではないかと考え相談に来られました。
お客様とご相談させていただき、減築したスペースは、駐車スペースや歩道を広げるために有効活用することになりました。
- 駐車スペースは、ゆったり車が出し入れしやすくなりました。砂利敷きから芝生とカラフルなコンクリートの平板への変更で、見た目も明るく、ホコリも立ちにくくなりました。
- 以前の庭を見直し、門扉や階段、フェンスも設け、玄関からの行き来も楽になるようスペースを確保することができました。
- 一部屋減築したため、玄関や居間に光と風が入るようになりました。
- 減築によりできたスペースに畑を作ることで、運動不足の解消や野菜を作ることの喜びも得られるというプラスαの効果もありました。
「減築リフォームで、畑や駐車場を作って土地の有効活用しました」
⇒施工の工程も紹介してる詳しい施工記事はこちら
まずはご相談ください
いちまるホーミングは無料相談を行っています。
詳しくは電話・メールにてお問合せください。
電話やメールでのご相談にも対応いたします。
減築で暮らしをコンパクトに。
いちまるホーミングは、快適で健康的な新たな暮らし方をご提案いたします。