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外壁塗装の塗料、どれを選べばいい?シリコン・フッ素・無機など5種類を比較!

外壁塗装の塗料、どれを選べばいい?シリコン・フッ素・無機など5種類を比較!

現在では、消費者の多様なニーズに合わせられるよう、多様な外壁塗装用の塗料が開発されています。

しかしそれが、消費者にとっては「一体どれを選べばいいの?」という悩みにつながります。

今回は、外壁塗装の際の塗料を選ぶ際、どんな点に気を付ければいいのか、代表的な塗料のご紹介とともに考えていきたいと思います。

 

外壁塗料の種類はどう選ぶ?最初に知っておきたいポイント

最新技術の粋を集めた塗料には「高耐久」「低汚染」「遮熱・断熱」といった様々な機能性を兼ね備えたものまで、実に多くの塗料が存在します。メンテナンスサイクルや費用なども様々。

では、どんなところをポイントとして選べばいいのでしょうか。

外壁塗料を選ぶときには、次のような点を重視して選ぶのが基本です。

 

性能

外壁の役割はただの見た目ではなく、雨・風・紫外線・排気ガスなど、外からの過酷な環境から家を守る「バリア」のような存在。

日差しの強い夏や冷え込む冬、台風の雨風などを受け止め、私たちに快適に暮らしを与えてくれます。

性能は様々。防水性や断熱性など、どんな外壁塗料を選ぶかによって建物の快適さが変わります。

 

見た目

家の外観は第一印象に影響します。

折角素敵なデザインの家でも、外壁が劣化しては台無しです。

外壁を塗りなおせば家自体が一新され、まるで新築のよう。

色艶を変えれば、印象をガラッと変えることも可能。街並みにも映える素敵な家になります。

 

耐久年数

年月が経つにつれ、塗膜が劣化し、防水性や断熱性も低下してくる塗装。

塗装には美観を維持する役割もありますから、外壁の色あせや汚れが目立つようになると、建物全体の印象も悪くなります。

耐久性の良い塗料を選べば、頻繁に塗り直す手間がなくなりますので、その分費用を抑えることができます。

 

価格

安すぎると品質が心配。

予算を高くすれば、より性能の良いものを選ぶことができますが、予算を超えてしまうと、生活に負担がかかってしまいます。

予算建てをしっかりした上で、自分が望むものはどんなものなのか、予算内で手に入るのはどんなものなのかをしっかり調べることが必要です。

外壁の塗り直しは面積が広いだけに、費用も大きく掛かります。

まずはどんな塗料があるのか、耐用年数や特徴などを比較してみる必要があります。

 

代表的な5種類の塗料を比較!

塗料は、「顔料」、「添加物」、「溶剤」といったもので構成されていますが、中でも主な成分は「樹脂」。樹脂は耐久性にもつながる大切な成分です。

ではどんな樹脂を使った塗料があるのか、代表的な5種類を比較してみます。

ウレタン塗料:コスパは良いが、耐久性はやや短め

主成分であるウレタン樹脂は非常に伸びがよく、独特の光沢があるのが特徴。

また柔軟性に優れており、木部や金属、プラスチックに至るまで塗る場所を選ばない万能選手です。

価格が安いというのもメリットです。

 

しかし紫外線や雨風の影響を受けやすく、耐久性としては長期の維持には向いていません

そのため、今ではウレタン塗料よりも価格と性能のバランスに秀でたシリコン塗料が主流となっています。

耐久年数 5~7年

 

シリコン塗料:バランスの取れた人気No.1

シリコン塗料は外壁塗装において一番使用されている種類と言えます。

水に馴染みやすい「親水性」という性質を持っています。ほこりなどが付いても、雨水が汚れを包んで一緒に流してくれるため、汚れにくいという性質があります。

低コストかつ耐用年数もそれなりに長いことというコストパフォーマンスの良さから、外壁塗装の塗料として数多くの支持を得ています。

カラーバリエーションも豊富です

 

塗膜の伸び縮みが少ないため、地盤の揺れや気温の寒暖差でひび割れを起こすことがあります。

長期でみると充分な耐久性があるとは言い切れないというところもデメリット。

耐久年数 10~13年

 

ラジカル制御型塗料:シリコンと同価格帯で高性能

「ラジカル」とは、塗料を着色するときに使う「酸化チタン」に太陽光の紫外線が当たった時に発生するエネルギーのこと。

この「ラジカル」は、塗料の中に含まれる樹脂や顔料にダメージを与えてしまう大元の要因。外壁を触った時に粉が付く「チョーキング現象」や色の退色を引き起こしてしまいます。

そのラジカルの発生を抑制し、劣化を遅らせ、塗料としての耐用年数を延ばせるという特徴をもつのが「ラジカル制御型塗料」です。

低汚染性に優れ、光沢が美しく、高性能の塗料です。

シリコン塗料とほぼ同価格帯で耐用年数が長いといわれています。

 

しかし登場してからまだ年数の浅い塗料。

「発売当時に塗装された外壁に10年以上問題が見られなかった」という実例も出てきていますが、未だ正確な耐用年数を判断するのが難しい塗料です。

耐久年数 10~15年

 

フッ素塗料:耐久性重視の高級タイプ

フッ素には、水に馴染ます反発する「撥水」という性質があり、水や汚れを弾きます。

そのため、「防汚性(汚れを寄せ付けない)」「耐薬品性(酸性雨に強い)」の機能を揃えています。

壁面に水分が滞留しにくくなるので、カビや藻の繁殖に必要な湿気を抑えることもできます。

 

価格は高いですが、高性能な上、「耐久性」も非常に高いため、将来的な塗装回数を少なくすることができます。

そのため、あまり塗り替えのできないビルやマンションなどで多く採用されています。

 

艶消しは選べません。

塗膜が固いため、扱い方によってはひび割れてしまうこともあります。

また、フッ素の持つ「撥水」する性質が、新しい塗料を弾いてしまうため、塗装の邪魔をする可能性があります。

元々塗られていた塗料の影響が大きく出るため、相性が悪いと剝がれてしまう可能性もあります。専用の下塗り材を必要とするなど、再塗装に手間がかかります。

耐久年数 15~20年

 

無機塗料:最高レベルの耐候性・低汚染性

ガラスなどと同じように紫外線や雨水の影響を受けない無機物を主成分とした樹脂が用いられています。

これまでご紹介した塗料の種類の中でも耐候性と低汚染性が群を抜いて高く、長期にわたって綺麗な状態を保ちやすい塗料です。また耐用年数は20年以上と、とにかく高耐久な塗料です。

 

しかし塗膜がガラスのように硬いため、割れやすいという欠点を持っており、再塗装が困難です。

多種類の塗料よりもコストが非常に高いというのもデメリット。

耐久年数 20~25年

 

塗装選びで迷ったら? よくあるご相談とアドバイス

Q「費用は抑えたいけれど、できるだけ長持ちする塗料を選びたい」

A.おすすめはラジカル塗装

 

ラジカル塗料はシリコン塗料とほぼ同価格帯。フッ素塗料などよりはかなり安めです。

また、外壁を触った時に粉が付く「チョーキング現象」や色の退色が起こりにくく、ダメージが少ないため外壁が長持ちします。

耐久性もシリコン塗料より長く、10から15年ほど。

「質と価格のバランス」を求める人にぴったりです。

 

Q「見た目がキレイに保てる塗料は?」

A.フッ素塗料や無機塗料がおすすめ

 

見た目を美しく保つのには無機塗料やフッ素塗料が最適です。

フッ素塗料は、水に馴染ます反発する「撥水」という性質があり、水や汚れを弾きます。そのため、「非粘着性(汚れを寄せ付けない)」「耐薬品性(酸性雨に強い)」の機能を揃えています。

 

無機塗料はガラスと同じように紫外線や汚れに強く、色あせしにくい性質を持っています。また、雨が汚れを洗い流してくれる効果も期待できます。

どちらの塗料も価格は少し高めですが、外壁の美観を長く保つことでコストパフォーマンスが良いとされています。

 

Q「将来の塗り替え回数を減らしたい」

A.フッ素塗料・無機塗料がおすすめです

 

焼津など海沿いの住宅では潮風や湿気、紫外線の影響を受けやすい立地にお住まいの方は、特に「外壁がすぐにダメージを受けてしまうのではないか」と心配になりますね。

塗料を選ぶ時も塩害や紫外線への耐久性があるものを選ぶことをお勧めします。

 

フッ素塗料は水を弾く性質が高く、壁面に水分が滞留しにくくなるので、カビや藻の繁殖に必要な湿気を抑えます。防汚性が高いため、カビや藻の栄養源となる汚れも減ります。

耐久年数は約15〜20年と長持ち。

 

無機塗料の耐久年数がさらに長く、20〜25年とも言われています。

紫外線や汚れ、そして劣化に強いのが特長ですから、長期にわたり美観も保ちやすいです。

 

どちらも初期費用は高めですが、塗り替えの頻度を少なくしても、外壁の寿命をしっかり守ることができます。

 

ただ、フッ素系や無機系のような長く耐久性が保たれる塗料でも、塗り替え時に塗装をはがした後、下地を高圧洗浄などでしっかりと塩分を洗い流し、金属部分に防錆の下塗り材をしっかり塗るという作業を怠ると耐久性も低くなります。

その他条件にもよりますが、下地の作業をしっかり施せば、シリコン系でも、10~13年ほどは持つようになります。

 

家を長く美しく守る いちまるホーミングの塗装

家を守るのはもちろんのこと、家自体の印象を大きく作用する大事な外壁。

塗装する際には、どんな塗装剤を使うのか。色はどうするか。

そこがお客様にとってはとても気になるところですね。

 

しかし、もう一つ大きなポイントになるのは、「塗装する前にどんな処理を行うか」ということです。

当社では塗装の前に、次のような作業を行います。

 

丁寧な養生

周囲に塗料が飛散することを防止し、塗料作業の品質を高め、安全面を確保するための必要不可欠な作業です。

 

高圧洗浄

外壁に付着した汚れ・カビ・古い塗膜・ホコリなどを一気に洗い流す工程。

高圧洗浄が不十分だと、微生物が残り、数か月で黒ずみや緑色の藻が浮き出ることもあります。

 

ひび割れ補修

補修せずに塗ると、中から再劣化することもあります。

ひび割れを補修することで、劣化の進行を防ぎます。今後の雨漏りなどのリスクもより低くなります。

 

下地処理はより丁寧に

丁寧な下地処理によって、塗装が、均一に美しく仕上がります。また、塗膜の密着性・耐久性も大きく向上します。

 

ここがポイント

手間がかかると思うかもしれませんが、外壁の状況、不具合目を調べ、それに見合った丁寧な下処理をおこなうことで、美しく、また長持ちする塗装を行うことができます。

 

塗る前の「下地処理」は、仕上がりや耐久性を大きく左右するカギ。

見えない部分にこそ丁寧な仕事を行う。

だからこそ、いちまるホーミングは、「見た目」だけでなく、「より長持ちする」質の高い仕上がりをお客様にお約束することができます。

 

あなたの家に最適な塗料は?

今回、代表的な5つの塗料をご紹介しましたが、それぞれ特性、耐用年数、コストなどが異なっていることがお分かりになったと思います。

外壁塗装の際は、現在の外壁の状態・周辺環境・ご予算などを考慮し、最適な塗料は異なるお住まいの立地や現在塗ってある塗料の種類を選定することが大切です。

 

我が家にはどんな塗料が合うんだろう?とお考えの方は、ぜひ一度いちまるホーミングにご相談ください。

いちまるホーミングは外壁塗装に関する経験と知識が豊富です。

 

外壁の塗料は、現在の状態・周辺環境などにより、何が最適であるかが変わってきます。

外壁の材質や、元の塗料との相性などでも変わってきます。

最適な塗料を選ぶためには下調べや下処理が非常に重要になります。

 

我が社では、お客様にご相談を受けたらまず、無料現地調査で建物を拝見します。

  • 色あせや変色が目立たないか。
  • 塗装の経年劣化は起こっていないか
  • 錆びは発生していないか、
  • カビ、コケ、藻は発生していないか
  • ひび割れの具合はどうか
  • 塗膜の膨れ、はがれはないか。
  • シーリング材の劣化はどうか。

 

その上で、現在のお宅の状況、ご希望、ご予算に合わせ、最適な塗料をご提案します。

「そろそろ外壁を塗りなおさなければ…」とお考えの方は、お気軽にいちまるホーミングにご相談ください。

ご相談、現地調査、見積もりは無料です。

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