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中古物件を買ってリフォームする際の優先順位

中古物件を買ってリフォームする際の優先順位

中古物件のリフォームをする際には、何から手を入れたらいいのでしょうか。

最低限やらなければいけないことがあります。

また手軽な値段で手に入るだけにあれもこれもと考えがちですが、全ての希望を叶えられる訳ではありません。

せっかくお金をかけるのですから、後々後悔することがないようリフォームしたいですよね。

 

まずは何からやらなければならないのか、優先順位をきちんと付けることが必要。

今回は、その優先順位について考えていきましょう。

 

リフォームの優先順位を決める

 住宅の状態は、それまでのリフォームやメンテナンスの履歴や住宅の環境や使用状況などによるため、築年数だけで判断することはできません。

まずはリフォーム業者に現地調査をしてもらいましょう。

その上で、リフォームの目的を項目別に整理して、重要度の高い部分、部位に関してそれぞれの劣化具合に適したリフォームを検討します。

とはいっても予算には当然限りがあります。

親身になってくれるリフォーム業者からもアドバイスを受けて、五コマでリフォームするかをご家族で話し合って決めていくべきですね。

参考までに弊社が考える“中古物件を購入してリフォームする際の優先順位”をご紹介します。

優先1:耐震性能を上げる 

 

中古物件リフォームの最重要項目は耐震性です。

来年度からの話になりますが、建築法の改正により、4月から「木造2階建て」や「木造平屋建て(延べ面積200㎡超)」に関しての大掛かりなリフォームの際、今まで必要がなかった確認申請が必要になります。

 

建築確認申請とは、建築物を工事する前に、その計画が建築基準法や条例に適合しているかを審査してもらう手続き。耐震に関しても、今の基準には合わない物件に関しては、現行基準に合わせる必要があります。

 

1981年、建物の耐震基準が大きく改正されています。

近年発生しているような大地震に対応するため、最低限の耐震基準が大きく塗り替えられました。

 

1981年5月31日以降の現行基準で建てられた物件は心配ありませんが、それ以前のものは、旧耐震基準に基づいているので、耐震性が低く崩壊の危険性がある建物もあります。

その場合はまずお住いの市町村で耐震診断補強相談士を紹介してもらい、耐震診断をしてもらいます。

耐震診断をしてもらった結果、耐震補強が必要との判断になった場合には、補強工事を行いましょう。

 

有効な耐震補強工事は色々ありますが、特に重要なものについて、ご紹介します。

  • 「耐震補強金具」で柱、筋交いや梁などの接合部が緩んだり、抜けたりするのを防ぎます。
  • 基礎にひび割れが入っている場合は補修工事を、鉄筋が入っていない無筋基礎の場合は基礎コンクリートを増打ちするなどの方法で補強します。
  • 建物は軽くなるほど耐震性が上がるので、屋根はガルバリウム鋼鈑など軽量な素材に交換します。
  • 外壁を補強するには、強度と剛性が高い耐力壁を外壁に取り付ける、外壁を撤去してから耐力壁を取り付けて張り替えするなどして、建物全体に対する耐震性を強化します。
  • 古くに作られたブロック塀は倒壊による通行人への被害が予想されます。場合によっては、撤去も視野に入れるといいでしょう。

優先2:断熱性能を上げる

築古の建物は断熱がされておらず、夏は暑く、冬は寒いという物件も多々あります。

そういった物件に関しては、夏の暑さによる熱中症ばかりではなく、冬も寒さにより健康に悪影響を及ぼすので危険です。

 

低温度の部屋での就寝は血圧が上昇につながるので、心筋梗塞、致命的な不整脈、脳梗塞や脳出血といった、いわゆる「ヒートショック」を引き起こす原因となります。高齢者のいるご家庭では特に注意したいところ。

 

断熱性が低いことで結露を発生させることもあります。

結露はカビを招きます。黒カビはアレルギー反応をひきおこす可能性もあるので要注意。

また、家の腐食の原因にもなりますので断熱は必要です。

 

具体的な断熱方法を見ていきましょう。

  • 断熱材を壁の隙間にはさみ、内部に外気を通さないようにします。
  • 壁の中に断熱材を詰め、熱が逃げたり、冷たい風が吹き込んだりすることを防ぎます。
  • 窓のガラスを複層ガラスに交換する、今ある窓枠の上から新しい窓をかぶせる(カバーする)、二重窓にするといった方法で断熱性を上げます。
  • 天井に断熱材を隙間なく敷き詰める事で、夏は上から入る熱を遮り、冬は上から熱が逃げるのを防ぎます。
  • 床下に断熱材を張り付けるか、床をはがして、もしくは上から断熱材を施工し、床を断熱します。

 

空調・換気・照明・給湯に関しても、新しいものに買い替えると断熱効果が高まります。

家の断熱化を図り外気温の影響を受けにくくすることで、省エネで快適な温度を保つことができますし、光熱費も抑えることができます。

地球温暖化の面からも断熱が求められていますし、今後の異常気象に対応するためにもやっておくべき箇所だと思います。

 

優先3:生活に不可欠な環境を整える

次に優先するのは、キッチン、トイレ・バスといった水回りや、電気、ガス、といった生活を支えていくのに無くてはならない設備。

 

以前使われていたものが設置されていたら点検をし、もし必要があれば買い替え・交換を検討しましょう。

水回りは、設備やその周囲に目立ったキズや汚れがなくても、土台や下地材の腐食が知らない間に進んでいる場合もあります。

水漏れの原因にもなりますので、配管が劣化している場合は、取替え、防腐処理をきちんとしましょう。

 

電気の容量の検討も。

築古の住宅は、パソコンやエアコンをはじめ電化製品に対応するための十分な容量の電気が宅内に配線されていません。エアコン・テレビ・ドライヤ・電子レンジなどを同時に使用すると、すぐにブレーカーが落ちてしまう可能性も。

電化製品が多いお家の場合では、電気の容量を増やすようにしましょう。

電気設備の老朽化は火災の原因にもなりますので、必要な場合には交換を検討するといいでしょう。

 

「以前のものが設置されたものが使えるから…」と思う部分もあるかもしれませんが、耐用年数を考えればいずれ交換や修繕が必要になります。生活しだしてから急に壊れて困るのは嫌ですね。

  • 荷物を動かさなければならない
  • その設備が一時使えなくなる
  • 作業員の出入り、騒音やほこりを我慢しなければならない

その設備の交換のために改めて、そういったストレスを味あわないためにも、ある程度先を見越して可能な限り一緒にリフォームしてしまいましょう。

ここがポイント

何よりも、設備が新しくなると、使いやすさ、掃除のしやすさなどが、格段に上がります。収納力もアップします。

設備が新しくなるとやはり気持ちがいいですし、家事やお掃除が楽になるだけでなく、生活がきっと楽しくなることでしょう。

優先4:快適に暮らす為に

これで最低限の生活の目途が立ちました。

残りの予算はより快適に暮らすことのできる家を目指すために使いましょう。

  • 壁のクロスや床のフローリングを一新したい
  • 書斎や趣味のワークスペースが欲しい
  • キッチンは広くしたい。
  • 壁に棚をつけたい。
  • ドアをアンティークにしたい。

 

リフォームをしようと思うと、どんなデザインや雰囲気にしようかとウキウキしますね。

まずは譲れること、譲れないことをはっきりさせておきましょう。

 

自分たちが暮らしのどんなことにこだわっているのか

どういうライフスタイルを送りたいのか

普段の生活で困っていること、もっとこうだったらいいなと思うことを家族で話し合い、その上で全員の夢や希望をまとめた「暮らしの要望リスト」を考えておきます。

コンセントが足りない、洗剤のストックが多すぎて棚に入らない、靴の収納が足りないなど、細かいことも思いつくだけ洗い出しておきましょう。

リストがあると、業者とのやり取りがスムーズになります。

 

ここで大事なのは、それぞれのやりたいことに対して理由も書いておくこと。

  • 人が集まることが多いので、リビングをもっと広い間取りにしたい
  • 祖母の部屋にベッドを入れたいので、和室から洋室に変更したい
  • キッチンが使いづらそうなので、動線を考え直したい等…

 

理由を書いておけば、「それなら、こっちの方法のほうがいいですよ」というようなアドバイスももらえます。

金銭的なこと、家の状態などから「できる」「できない」はケースバイケースですが、「こんなことを言っても駄目だよね」といったことでもまずは言ってみること。

その上でリフォーム内容を検討していくといいでしょう。

 

理想のマイホームの為に

リフォームは、「古くなった建物の状態を修復・改善する」為のものですが、実際にはそれだけではなく、自分たちの暮らしをより良くするために行うものでもあります。

古い住宅でも、きちんとメンテナンスされていれば美しい外観や耐久性を維持することができます。

 

しかしより良いリフォームのためには、

何をするのか

何をしないのか

選択しなければならないことがたくさんあります。不慣れなお客様にとっては迷うことも多いでしょう。

だからこそ、信用のおける業者を相談相手として選ぶことが必要です。

  1. お客様の安心安全を約束するリフォームができること
  2. 中古物件に関する知識と経験が豊富であること
  3. ご予算内で収めたうえで、最善のリフォームができること
  4. また補助金等の扱いにも慣れ、より良いリフォームができるようしっかりアドバイスができること

 

知識と経験の豊富ないちまるホーミングにご相談いただければ、お客様の理想のリフォームの実現に向けて確実なサポートをさせていただきます。

中古物件リフォーム実績

いちまるホーミングには女性の一級建築士が在籍しております。

中古物件のリフォームはもちろんのこと、お客様の命を守る為の耐震・断熱のリフォーム経験も豊富です。

女性スタッフが活躍する企業。大きな強みは、スタッフ自身が実際に、働きながら、家事・育児・介護をこなしてきた豊富な経験者だということです。

 

無駄のない動線や収納。

女性目線で生活のしやすさを提案。

自身もまた実際に、生活の中で色々躓いたり苦労したりした経験をもとに、女性ならではの視点で考えた、『かゆいところに手が届く』、使い勝手が良く、本当に住みやすい家を提案いたします。

 

中古物件リフォームに最適な補助金

中古物件のリフォームの際に適した補助金が幾つかあります。

賢く活用して理想の住まいにリフォームしましょう。

  • 先進的窓リノベ2024事業(環境省)
  • 給湯省エネ2024事業(経済産業省)
  • 子育てエコホーム支援事業(国土交通省)
  • 省エネ住宅普及推進事業 (焼津市)

補助金の適用範囲かどうかの確認、活用のためのご提案から申請まで、いちまるホーミングにお任せください。

地元焼津のみならず、広範囲に対応!静岡・藤枝・島田までのリフォームをカバー。

中古物件を賢く暮らしやすい住処に

いちまるホーミングは皆様に寄り添うリフォームをお約束いたします。

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