株式会社いちまるホーミング

リフォーム リフォームブログ

トイレリフォームの“リモデル便器”“リトイレ”とは?メリット・デメリットを徹底解説!

トイレリフォームの“リモデル便器”“リトイレ”とは?メリット・デメリットを徹底解説!

  • 「古いトイレを交換したいけど、新しいトイレにして配管は大丈夫?」
  • 「新しくタンクレスのトイレを選びたいけど、設置できるのかしら」
  • 「工事費用を抑えて、最新のトイレにしたい!」

そんなときに便利なのが “リモデル便器”です。

トイレのリフォームをより簡単に、また工期も短くできる優れモノです。

今回はこのリモデル便器について、詳しく見ていきたいと思います。

 

リモデル便器とは

『リモデル(remodel)』の訳は『改装』。

「トイレのリモデル」とは「トイレをリフォームする」という意味です。

 

「リモデル便器」とは、リフォーム用の便器のことを指します。

古い家の配管位置にも合うように設計された優れモノの便器です。

ではどんなところが優れているのか、詳しく見ていきましょう。

 

排水管の位置と便器の位置の関係

便器の設置位置を決める際には、色々な点を考慮し最適な場所を決めなければなりません。

例えば

  • 便器の周囲の空間に十分なゆとりがあり、トイレが使いやすくなるようになっているか。
  • 便器から壁までの距離によって、使用時に圧迫感を感じないか
  • 便器の位置が、床や周辺の清掃に支障をきたさないか
  • 扉の開閉がスムーズに行えるか。

 

このような点や便器の形を考慮し、最適なレイアウトを決めた上で配管をし、便器を設置します。

しかしリフォームの場合には、もともとの排水管の位置によって便器の最適な配置ができない場合があります。

 

便器は排水管に直結するようにしなければなりません。

その為元々の排水管の位置が、新しく設置する便器の形やリフォームの意図するレイアウトに合わない場合、便器を最適な位置に設置することができなくなる可能性があるのです。

 

そうならないためには、まずは今現在の排水管の位置をきちんと把握する必要があります。

排水管の位置を調べるのは、「排水芯」を把握するためです。

排水芯とは

「排水芯」とは、トイレで使用される便器の排水部分の排水管の中心までの寸法のことです。

現在のトイレの排水管の位置を知ることで「排水芯」を把握することができます。

トイレの排水タイプは、床排水と壁排水に分けられます。

ここがポイント

リフォームの際には、まず現在と同じ排水タイプの便器を選ぶこと。

その中から現在の排水管に直結できるものを選択します。

 

適合しない便器を選んでしまった場合、便器が不自然な位置に設置されるだけでなく、排水の不具合や水漏れが起こったり、そもそも新しい便器の設置ができなかったりといったことも起こります。

だから現在の排水管の位置を知ることはとても大切な作業です。

 

床排水と壁排水では排水芯の図り方がそれぞれに違います。

それぞれのタイプのトイレについて、詳しく見ていきましょう。

 

壁排水タイプのトイレ

一部のマンションや公営住宅で使われています。

トイレから流れた排水が壁を通って、下水道や浄化槽に流れていきます。

 

壁排水タイプの排水芯

床面から便器排水管部、または排水管設置部分までの芯心の高さ寸法のこと。

トイレの後ろや横側の排水管が壁につながっているので、便器を外すといった作業の必要がなく確認することができます。

現在の壁排水の排水芯の高さは120mmで統一されていますが、昔のトイレは155mmや100mmのものもありました。

 

 

床排水タイプのトイレ

戸建てや一般的なマンションで多く使用されています。

トイレの下に排水管があり、床下を通って下水道や浄化槽に流れていきます。

 

そのため、便器を取り外さないと見ることができません。システムトイレなどの便器の後ろが隠れているトイレ以外で、トイレの後ろや横から太い管が見えなければ床排水タイプです。

 

床排水タイプの排水芯

便器背面壁から便器排水管部までの芯心の寸法のこと

 

床排水の排水芯の測り方

床排水の排水管はトイレの下にあるので、便器を取り外さないと見ることができませんが、床に便器の本体を固定するためのネジによって計測することができます。

このネジ(キャップがかぶっています)は2つがあり、大きなほうが排水芯の計測の目印となります。

便器背面(タンク側)の壁から大きなほうのキャップ中心までの距離が排水芯となります。

現在の床排水の排水芯は壁から200mmで統一されていますが、昔のトイレは305mmや540mmのものもありました。

 

排水芯が現在の標準と違う場合の対処法

昔は製品によってバラバラだった排水芯ですが、現在、壁排水の排水芯の高さは床から120mm床排水の排水芯の幅は壁から200mmで統一されています。

排水芯が標準であれば、どの便器でも対応は可能です。

 

厄介なのはそれ以外の排水芯の場合。

現在は便器も標準の排水芯に対応するよう設計されていますので、それ以外の排水芯のトイレは、新しい便器に対応させるため、排水管を移動させなど、大掛かりな工事が必要になります。

その為には多くの費用や時間がかかります。

 

そこで登場するのがリモデル便器です。

リモデル便器は、排水管の移動工事をしなくてもトイレを交換できる優れものです。

LIXIL社の「リトイレ」、TOTO社の「リモデルトイレ」や「リモデル便器」などがそれに当たります。

 

リモデル便器は、どんな排水芯でも便器のみの交換でリフォームできる機能を搭載した製品です。

アジャスターという専用パーツを装着することで、位置の異なる排水芯と排水管の位置を合わせることができるようになっているのです。

リモデル便器のメリット

工期が短い

リモデル便器を利用するメリットの1つは、「リフォーム工事が短期間で済む」ということです。

トイレに限らず、リフォーム工事は実際の作業工程が多いほど工事期間が長期化していきます。

 

前述したように、排水管の位置が新しい便器の排水芯と合わない場合、その位置を変更するための工事が必要になります。

その場合、必然的に個室全体をリフォームすることになります。この工事には相応の時間がかかります。

リフォーム工事をしている間は、当然ながらご家庭のトイレを使うこともできません。

 

しかし、リモデル便器を採用すれば、専用パーツであるアジャスターが、便器の排水芯とトイレの排水管の位置のずれに対応できるため、排水管の位置の変更工事をする必要がありません。

既存の便器を取り外して新しい便器を設置するのみで済むので、トイレのリフォーム工事がスピーディに完了します。

 

工事費用が安く抑えられる

もう一つのメリットは、「リフォーム工事全体の費用が安く済む」ということです。

リフォーム工事というものは、かかる手間が多かったり、必要な作業工程が多くなったりするほど人件費がかかり、それに応じて工事費が高くなっていきます。

トイレのリフォームで排水管の変更工事を行うことになれば、その手間の分だけ人件費がかかり、リフォーム工事費用は高くなります。

 

しかし、リモデル便器なら工程もごく最小限で済みますので、そのようなムダな費用の発生を抑えることができるのです。

浮いた予算で更にクロスや床の張替えを追加するなど、手厚くリフォームすることもできます。

 

リモデル便器のデメリット

しかしリモデル便器には、その特徴ゆえのデメリットもあります。

通常、トイレと排水管が直線でつながっているため、スムーズに流れやすくなっています。その点、リモデルトイレは位置のずれをアジャスター配管で調整するため、排水管に曲がりが生じてしまいます。

排水管が曲がるとその分水流が弱まってしまい、トイレが詰まるリスクが高まります。

特に過去にリフォームを繰り返している場合など、曲がりの箇所が増えることで更に詰まりやすくなってしまいます。

 

家の築年数が古く、トイレを何回かリフォームをしている場合は、リモデルトイレを選択するか配管からやり直すべきか、よく考え選択する必要があります。

DIYに挑戦する方もいるようですが、水回りは専門家にしっかり診てもらった方が安全です。

 

現地下見の重要性

いちまるホーミングにトイレのリフォームをお任せいただいた場合には、事前に必ず現地調査をさせていただきます。

現地調査は、リフォーム箇所の劣化状況を見極め、施工面積を測ることで、正確な見積もり額を出すために欠かせない工程です。

 

排水芯の確認も欠かせませんが、例えばリモデル便器の交換のみのリフォームであっても、排水管の位置や空間の広さによって、設置できるトイレの種類などは異なります。

 

現地調査をさせていただければ、「リモデルトイレを選択するか配管からやり直すべきか」といったご相談にも詳しく対応させていただくことができます。

他にも追加見積などが発生しないように、細部まで確認します。

  • 便器の周囲の空間に十分なゆとりがあり、トイレが使いやすくなるようになっているか。
  • 便器から壁までの距離によって、使用時に圧迫感を感じないか
  • 便器の位置が、床や周辺の清掃に支障をきたさないか
  • 扉の開閉がスムーズに行えるか。
  • 暖房温水洗浄便座(ウォシュレット・シャワートイレ)や暖房便座を設置するためのコンセントがトイレ便器近くにあるか。
  • 配管は劣化していないか。

 

新しいトイレを快適に使っていただくため、ご自宅のトイレの様子や、配管などの劣化具合、そういったことを色々調べ、お客様にとって最善のプランを提案させていただきます。

関連記事

いちまるホーミングの現地下見をご紹介しています。

⇒なぜリフォーム前に現地下見が必要?プロが現場を確認する理由

いちまるホーミングにお任せください

新しい便器を選ぶのは大変です。

折角最新の素材や便利機能満載のお目当ての便器に巡り合えたのに、設置ができないなんて…という事態になるのは避けたいですね。

しかし、古いトイレがどんなもので、新しい便器の構造と合うかどうかは、知識のない方にとってはなかなか判断がしづらいもの。

 

まずは一度ご相談ください。

相談・現地調査は無料です。

 

地元焼津のみならず、広範囲に対応!静岡・藤枝・島田までのリフォームをカバー。

トイレをより快適なトイレリフォームをご提案します。

いちまるのトイレリフォーム

  • 便器の交換リフォーム
  • 介護を考えたトイレリフォーム
  • 和式トイレから洋式トイレへ変更
  • 壁紙のクロスや床材を変える

いちまるホーミングのトイレリフォームについて詳しくはこちら

電話問合せ ご相談・お問合せ
ページ上部へ