バリアフリーリフォームで快適で安全な住まいにするポイント

「バリアフリーリフォーム」という言葉をよく聞くようになりました。

「バリアフリー」とは、高齢者や身体的に制約を持つ方々の「物理的な障害を取り除くこと」を指します。

駅などの公共施設において、車椅子を利用している人のために、エレベーターやスロープを設けたりするのもバリアフリーですが、家の中を誰もが使いやすい状態に整えるのもまたバリアフリーです。

「いつまでも住み慣れた家で快適に暮らしていきたい」と、誰もが思います。

しかし歳を取るにつれ、何不自由なく暮らしていた自宅であっても、少しの段差で躓いたり、何気ない動作でバランスを崩したり。

様々な場面で「住みにくさ」を感じるようになります。

ご高齢の方も、また介護が必要になった際は、介護をするご家族も安心して快適に暮らしていくためには、家の「バリアフリーリフォーム」が必要になるのです。

今回は、高齢になっても安全で、快適に暮らしていける環境を作っていくためには、どんなバリアフリーリフォームが必要なのかを場所別にご紹介していきます。

 

高齢者のためのバリアフリーリフォームを行うメリット

安全に暮らせる環境を整えることができる

誰もが歳を取るにつれ、筋力や感覚が衰えるようになります。

階段、廊下、玄関、お風呂。少しの段差で躓いたり、何気ない動作でバランスを崩したり。

住み慣れた家も、高齢者にとっては危険がいっぱいです。

バリアフリーリフォームを行うことによって、転倒などのリスクを減らすことができます。

 

体への負担を減らすことができる。

ご自分の部屋、トイレ、お風呂、玄関。一つひとつ障害を解消していくことで、重要な場所から場所への移動やアクセスをスムーズに行うことができます。

家の中の障害がなくなれば、日常生活の体の負担を減らすことができます。

体の負担が減り、ご自身で出来ることが増えれば、ご家族もまた安心して見守ることができます。

安心しで快適な住まいのリフォームポイント

実際に住まいをバリアフリー化するにあたって、押さえておきたいポイントを家の主要箇所ごとに見ていきたいと思います。

 

トイレのバリアフリーリフォーム

• トイレの場所を日常生活する場所の近くへ移動させる
• 立ち座りが楽なように和式トイレから洋式トイレへ変更する
• トイレの面積を広くする
• 扉は開き戸から引き戸へ変える
• トイレの段差を無くす　…　など

高齢者のためのトイレリフォームは高齢者向けトイレリフォーム～役立つ17ポイント」で詳しく紹介しています。

 

玄関のバリアフリーリフォーム

• 扉は開き戸から引き戸へ変える
• 滑りにくい床材に変更する
• 靴を脱ぎ履きするのにイスを設置する
• 照明を明るくする　…　など

高齢者のための玄関リフォームは高齢者のための玄関リフォームで安全＆便利な生活を！バリアフリー玄関の作り方で詳しく紹介しています。

 

お風呂のバリアフリーリフォーム

• 使う方に適した高さ、サイズの浴槽を選択する
• 滑りにくい床材に変更する
• 扉を、引き戸・折れ戸・外開きに変更する
• ヒートショック対策に浴室暖房乾燥機を設置　…　など

高齢者のためのお風呂リフォームはお風呂の介護リフォーム　安心・安全・快適なお風呂でリラックスで詳しく紹介しています。

 

廊下・階段のバリアフリーリフォーム

• 滑りにくい床材に変更する
• 廊下幅を広く取る
• 廊下と部屋の段差を解消する
• 階段の勾配を緩くする
• 照明を明るくする　…　など

高齢者のための廊下・階段のリフォームは廊下・階段の高齢者・介護リフォームで詳しく紹介しています。

 

手すりの設置

どの箇所にも設置を考えたいのが手すりです。

転倒・転落のリスクが低くなるだけでなく、足腰にかかる負担が分散され、全身のバランスをキープすることができるようになるので、日常の歩行や動作がスムーズになります。

手すりには種類が色々ありますので、その場に合った、またその方の補助として適している形を選びます。

手すりの設置については高齢者の安全を守る手すりの設置と選び方で詳しく紹介しています。

 

バリアフリーリフォームで使える補助金

要支援・要介護認定を受けている方の廊下・階段の介護リフォームに関しては、介護保険を使うのも一つの方法です。

金銭面での補填があれば、より手厚いリフォームが可能になります。

介護保険を使ったリフォーム（住宅改修）についてはこちらに詳しく書かれています。

 

 

バリアフリーリフォームご相談ください

「バリアフリーリフォームにどのくらいの金額がかかるか知りたい」

そんな時にもいちまるホーミングへご相談ください。

お一人おひとり必要なリフォームが違います。無料で現地調査し、見積させていただきます。

高齢の方が今までの家で暮らしていくのはとても不安を感じるものです。

いちまるホーミングには、福祉住環境コーディネーターの資格を持つ建築士が在中しております。

「福祉住環境コーディネーター」は、現在の建築関連資格の中でも、住宅などの介護設備に関する知識に特化した資格制度です。

現地を調査し、お客様の声を聴き、お客様にとっても、そして介護をしていくご家族の方も今後を快適に暮らしていける最善なプランをご提案いたします。